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ネットスプリング、統合Windows認証に対応したSSOアプライアンス新版

 株式会社ネットスプリングは6日、シングルサインオン(SSO)アプライアンス製品の新版「SSOcube V1.1」を発表した。価格は220万円(100ユーザー、税別)。同日より出荷を開始する。

 SSOcubeは、SSOサーバーに必要なソフトウェア機能をあらかじめ構築したアプライアンス製品。最小限の設定で運用を開始できる。SSOcube内のユーザーアカウント情報を参照するスタンドアロン形態での認証のほか、外部のLDAPサーバーのアカウント情報を参照することも可能で、ユーザー/グループごとにあらかじめ設定されたアプリケーションの利用権限を設定できる。

 SSO機能では「代理入力方式」を採用。SSOcubeと通信するPCクライアント上のエージェントが、さまざまなPC画面を識別の上、ユーザーIDやパスワードなどを代理入力する方式により、Webアプリケーションに改変を行う必要がない。Webアプリケーションに限らず、Lotus Notes、Acrobat Connect、ERPなどのWindowsアプリケーション、さらにIBMや富士通製の汎用機端末エミュレータにも利用できる。

 新版では、マイクロソフトの統合Windows認証との連携を実現。Windowsログオン情報がSSOcubeと連携し、一度のログオンによりSSO機能が提供され、利用するアプリケーションの制御を行える。また、対応クライアントとして、Windows 7をサポートした。5月までにはWindows 8にも対応。Windows 8対応時には同時にInternet Explorer 10もサポートする予定。

(川島 弘之)