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日本ユニシス、クラウド環境とiPadを組み合わせた企業向け研修サービス「電子テキスト研修」

 日本ユニシス株式会社は1日、iPadとSaaS型企業向け教育プラットフォーム「LearningCast」を組み合わせた、企業向けの企業研修サービス「電子テキスト研修」を発表した。日本ユニシス内での社員研修を通じて検証を重ねたものを、一般企業向けにサービス化したもので、

 紙のテキストや資料を用いて実施する従来の企業向け研修では、研修中のみならず、自宅での予習・復習や研修後のテキストの保管が、受講者の大きな負担になっていた。今回提供する「電子テキスト研修」は、テキストの配信や保管場所としてクラウド環境のLearningCastを使用しているので、こうした課題に応えられるという。

 具体的には、電子テキストは研修開始の4日前からクラウド上で公開され、受講者は好きな時に自宅や職場のPCにダウンロードして予習できる仕組み。また受講者全員に、電子テキストが入ったiPad、メモ用タッチペンなどのツール一式を用意するので、研修中はタブレットを使用した電子テキストの閲覧、ラインマーキングやノートの書き込みが行えるほか、場所を選ばず学習できる点もメリット。ペーパーレスのためテキストの持ち運びも不要で、受講後も電子テキストはいつでもダウンロードできるので、紙でテキストを保存する必要はない。

 なお日本ユニシスでは、3月15日に開催する企業向け「2013年度新入社員向けプログラミング体験セミナー」での適用を皮切りに、4月から開始する企業向けIT研修を対象として、順次、体系的に整備し提供するとしている。

(石井 一志)