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NSSOL、オブジェクトストレージ「Cloudian」を用いた企業向けサービスを展開

 クラウディアン株式会社と新日鉄住金ソリューションズ株式会社(以下、NSSOL)は30日、NSSOLが、クラウディアンのオブジェクトストレージ製品「Cloudian」を用いて、企業向けサービスを提供開始したと発表した。

 「Cloudian」は、クラウドストレージ環境を構築するためのソフト。クラウドストレージサービス「Amazon S3」のインターフェイス「S3 API」に準拠しており、複数の汎用サーバーをハードウェアとして利用しながら、PB(ペタバイト)規模のデータを格納可能な、クラウド型オブジェクトストレージ環境を構築できるという。

 一方、NSSOLでは、2012年4月に企業でのスマートデバイス活用を推進する「スマートデバイスソリューションセンター」を設置。HTML5に準拠した端末アプリケーション開発プラットフォーム「hifive」をオープンソースソフトとして公開するなど、企業向けモバイルソリューションの開発に注力してきた。

 NSSOLは今回の取り組みにあたって、こうした経験とリソースを活用する考えで、今後、クラウドオブジェクトストレージとしてのCloudianを基盤としたスマートデバイス向けサービスを提供するとともに、プライベートクラウドやエンタープライズ向けソリューションのオブジェクトストレージとしてCloudianを販売し、技術サポートを提供していくとしている。

(石井 一志)