NECネクサ、グローバル対応のマネージドVPN「Clovernet Global」


 NECネクサソリューションズ株式会社(以下、NECネクサ)は6日、海外拠点を持つ企業に適したマネージドVPNサービス「Clovernet Global」を販売開始すると発表した。

 Clovernet Globalは、海外拠点でも国内と同様のセキュアな接続環境を提供するマネージドVPNサービス。同社が提供する閉域網サービス「Clovernet Ver.C」と、国際IP-VPN事業者の「PACNET網」をゲートウェイにて相互接続し、国内と海外のネットワークを契約手続きから開通、運用までをワンストップで提供する。

 また国際IP-VPN区間については、フルメッシュ構成により最適ルートでの設計が可能。信頼性・可用性についても、国際接続サービスの主要経路は海底ケーブルと陸上ケーブルで経路冗長化されているほか、国際IP-VPNの運用・管理・監視を実施するNOC(Network Operation Center)をシドニーとシンガポールに設けており、二極体制で対応するとした。

 地域としては、アジア、オセアニア、北米、中南米、欧州、アフリカなど世界150カ所以上に提供可能。特に中国については20都市に展開しており、今後も順次拡大する予定だ。

 なおサポートは24時間365日対応で、国内からの問い合わせをClovernetカスタマーサポートセンターが、海外からの問い合わせを国際IP-VPN専用のサポートセンターが担当する。海外からの問い合わせについては、日本語、英語、韓国語、北京語、広東語での対応が可能とのこと。

 NECネクサでは、2012年度に40社80回線の提供を目標としている。

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(石井 一志)
2012/6/6 12:31