日本IBM、実行環境を20分の1に軽量化したWebアプリサーバー新版


 日本IBMは25日、Webアプリケーションサーバーの新版「WebSphere Application Server(WAS) V8.5」を発表した。6月15日より販売する。

 WAS V8.5では、プログラム容量を従来の20分の1に軽量化した実行環境「Liberty Profile」を追加した。Liberty Profileでは、Webアプリケーションに必要な機能に限定することで、プログラム容量を50メガバイト以下にし、メモリの使用量を大幅に削減。起動時間も5秒以内に短縮したことで、開発者のストレスを軽減している。

 また、従来オプションとして提供されていた、サービスレベルに基づく負荷分散やバッチ処理などの大規模Webアプリケーションに求められる高度な機能を「Network Deploymentエディション」に統合した。

 さらに従来版と比べて処理速度を約7割向上。これらにより、軽量化が重視されるWebアプリケーション実行環境と、24時間365日の稼働が求められる実行環境の両方に対応したとしている。

 価格は、30万5700円(税別)から。

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