A10ネットワークス、IPv6への移行対応に適したロードバランサー「AX 3530」


AX 3530

 A10ネットワークス株式会社は25日、アプリケーションスイッチ「AXシリーズ」のラインアップに、IPv4の延命とIPv6への移行に適した1Uラック型モデル「AX 3530」を追加すると発表した。価格は1990万円からで、5月より提供開始する。

 「AX 3530」は、10Gigabit Ethernet(GbE)に対応可能なロードバランサー。最大スループットが115Gbpsと、従来の1Uミッドレンジモデル「AX3000-11」と比べて約4倍に拡張されているほか、最大2億5600万の同時接続数、1秒あたり300万の新規セッションを処理できるなど、従来モデルより高い性能を備えている。

 また、IPv4グローバルアドレスを多数のユーザーで共有するIPv4延命ソリューション「CGN(Carrier Grade NAT)」や、「NAT64/DNS64」「DS-Lite」「6rd」「Stateless NAT46」といったIPv6移行ソリューションをサポートしているため、キャリアやISPが直面するIPv4枯渇・IPv6移行の課題解決に最適という。

 インターフェイスは10GbE対応のSFP+を12ポート、GbEカッパーを4ポート、GbE対応のSFPを2ポート搭載。電源やファンは冗長構成に対応する。

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