「Windows Home Server 2011」日本語版を5月21日から提供開始


 日本マイクロソフト株式会社は、家庭・ホームオフィス向けサーバーOSの新バージョン「Windows Home Server 2011」日本語版を5月21日から提供開始する。パートナー各社が対応ハードウェアやDSP版を順次発売する。

 現時点でアイ・オー・データ機器、アプライド、クレバリー、サードウェーブ、サイコム、ユニットコムの6社が対応ハードウェアの提供を予定している。また、DSP版を販売するNTT-X Storeやドスパラ、九十九電機などは4月26日より予約受け付けを開始した。

 なお、通常のDSP版は、日本マイクロソフトはサポートを提供せず、システムビルダーが個々の契約に基づいたサポートを提供しているが、Windows Home ServerのDSP版に関しては、日本マイクロソフトからもサポートを提供する。

 Windows Home Server 2011は、Windows Server 2008 R2ベースで開発された、コンシューマ向けのサーバー製品。ユーザーエクスペリエンスを向上したほか、メディアストリーミング機能やリモートアクセス機能、バックアップ機能などを強化している。

 ユーザーエクスペリエンスに関しては、すべての機能を操作できる管理ダッシュボードを提供するほか、クライアント側のツールであるスタートパッドにより、共有フォルダへのアクセスなどの基本的なタスクが簡単に実行できるようになった。

 メディアサーバー機能としては、DLNA 2.0対応のTVでビデオや写真などサーバー内のデータを視聴・閲覧できる。リモートアクセス機能も強化し、外出先からインターネット経由で、Silverlight 4のビデオ、音楽、写真のストリーミングが行えるようになった。

 バックアップ機能については、クライアントPCの自動バックアップに加え、バックアップデータのデータベースのバックアップや、OSのイメージなど、サーバー全体のバックアップが可能。サーバーの共有フォルダは1日に2回、自動的に「以前のバージョン」が作成されるため、誤ってファイルを上書きしたり、削除したりした場合でも、簡単に復元できるという。

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