三和コムテックと日本マイクロソフト、クラウドサービスの販売連携などで協業


 三和コムテック株式会社と日本マイクロソフト株式会社は3日、クラウドサービスの分野で協業すると発表した。三和コムテックが、「Microsoft Business Productivity Online Suite(BPOS)」や「Dynamics CRM Online」といった日本マイクロソフトのクラウドサービスを販売するほか、自社導入時の経験を生かした「SCT導入・運用サービスメニュー」の提供を、2月5日より開始する。

 三和コムテックでは2010年9月、この提携に先駆けでBPOSを社内に導入し、従来用いていたWebメールや、内製のスケジュール管理システム、ファイル共有機能をBPOSに移行。さらに、顧客管理に使っていたSalesforce CRMからの切り替えで数社の製品を評価した結果、Dynamics CRM Onlineも2010年12月に社内導入している。その結果、Outlookが共通のインターフェイスとなり、ユーザーがこれまでの操作性を維持できるため、作業効率が向上し、運用コストの大幅な削減が実現したという。

 今回提供されるSCT導入・運用サービスメニューは、こうした自社導入時の経験が盛り込まれているとのことで、導入の際に苦慮/考慮した点、効率よく運用するノウハウや、Salesforce CRMからのマイグレーション作業の経験などが生かされている。

 具体的なメニューとしては、まずBPOSに関して、契約代行、移行、Active Directory同期といったサービスを用意するほか、スマートフォンの導入設定サービス、各種手順書の提供、運用コンシェルジュサービスなどをラインアップした。

 価格は、契約代行、移行、Active Directory同期、スマートフォン導入設定の各サービスが、20アカウントでそれぞれ5万2500円から、手順書の提供が5万2500円から、運用コンシェルジュサービスが20アカウントで3万1500円/月から。

 またDynamics CRM Onlineについては、コンサルティングサービスを提供。このほか、顧客の要望に応じた、トータルコンサルティングサービスも提供するとしている。

 なお三和コムテックでは、今後1年間で、BPOSで100社、Dynamics CRM Onlineで10社への販売・導入を目指すとしている。

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