ストラタスとTID、無停止サーバーと暗号化ストレージをセット販売


MassCareRAID SED

 日本ストラタステクノロジー株式会社(以下、ストラタス)と株式会社ティ・アイ・ディ(以下、TID)は26日、ストラタスの無停止型サーバー「ftServer」と、TIDの自己暗号化HDD搭載ストレージ「MassCareRAID SED」のセット販売を開始すると発表した。

 ストラタスのftServerは、コンポーネントを二重化するなどして、可用性を高めたサーバー製品。一方のMassCareRAID SEDは、SED(Self Encrypting Drives:自己暗号化ドライブ)を搭載した暗号化専用外付けディスクストレージで、暗号化処理に伴うパフォーマンス提供を排除しつつ、高いセキュリティレベルを実現できる。

 今回両社では、障害発生時のシステム停止による情報の消失、あるいは漏えいなどのリスクを防ぐための戦略的セキュリティ強化策として、この両社のセット販売を企画。個人情報を管理する医療・金融業や、設計図を取り扱う製造業など、機密性の高い情報を持つ企業を主な対象に販売を行っていくという。

 価格は、ftServerモデルの廉価版「ftServer 2600システム(Windows対応版)」と、146GB SAS HDD×24台搭載の「MassCareRAID SED」をセットにした最小構成で、620万円(税別)から。両社では、初年度2億円の売り上げを目標にしている。

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