日立情報、社外との安全な情報のやりとりを実現するSaaS型文書共有サービス


 株式会社日立情報システムズ(以下、日立情報)は22日、SaaS型の文書共有サービス「SecureXD」を同日より開始すると発表した。Microsoft Officeなどで作成した文書・帳票の情報漏えい防止に効果的という。

 SecureXDは、韓国Fasoo.comのDRM(著作権管理)技術を応用した、SaaS型の文書共有サービス。Microsoft Officeなどで作成された文書・帳票を、中間フォーマットに変換することなく暗号化し、文書の閲覧・編集・印刷・画面キャプチャなどの使用可否を制御できる。

 また、メールアドレスを利用した認証方式を採用しており、社外ユーザーのID/パスワード管理が不要なほか、文書の閲覧回数、期間、PC台数、廃棄などを制御でき、送付済みのドキュメントも簡単に廃棄(失効制御)が可能。メールの誤送信や特定者以外への不用意な転送があったとしても、安心して利用できるとのこと。加えて、Outlookと連携し、メール送信時に添付ファイルを暗号化する機能も備えた。

 利用可能なアプリケーションは、Office 2007/2003/XP、Acrobat Reader 9/8/7、WordPad/Notepad。価格は1ユーザーあたり月額3150円からで、別途初期導入費用が必要となる。

 なお、日立情報では、SecureXDを、日立グループのクラウドソリューション体系「Harmonious Cloud」の1ラインアップとして拡販を行う考えで、2012年度までに累計4億円の売り上げを目指している。

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(石井 一志)
2010/10/22 11:45