日立ソフト、Force.comやChatterを用いた次世代グループウェアの構築サービス


 日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社(日立ソフト)は21日、株式会社セールスフォース・ドットコムのクラウド基盤「Force.com」、企業向けコラボレーションサービス「Salesforce Chatter」を利用した次世代グループウェアの提供サービスを、7月22日より開始すると発表した。

 日立ソフトでは、Lotus Notesの1000ユーザー以上の大型案件を100件以上手掛けた一方で、100件にもおよぶForce.com上でのアプリケーション開発経験を持つ。新サービスは、こうした実績などを生かし、Lotus Notesなどの従来型情報共有基盤を生かしながら、社外向け利用にはこれとForce.comを連携・統合させ、短期間で、グローバルに利用できる次世代グループウェアを構築するという。

 具体的には、既存Lotus Notesの情報とForce.com上の業務情報を、Salesforce ChatterのChatter機能によりリアルタイムに統合。Lotus Notesの情報資産を生かしつつ、タイムリーな情報活用手段を提供する。また、自社のSaaS連携サービス「SaaSWare」のグループウェア/掲示板/施設予約などと組み合わせることで、Lotus Notesユーザーの操作性にも考慮した。

 加えて、Lotus Notes/Dominoの利用状況を診断する無償サービスを提供するほか、今後はユーザー、グループ、アクセス制御、業務データベースの文書といった各種データの移行ツールや、アカウント連携ツールなどの提供も予定しているとのこと。

 なお、費用はすべて個別見積もりとなる。

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(石井 一志)
2010/7/21 15:48