米HP、クラウドや仮想化の混在環境を管理する「Business Service Management 9.0」


 米Hewlett-Packard(HP)は6月15日(米国時間)、ビジネスプロセスやサービスの管理スイートの最新版「HP Business Service Management(BSM) 9.0」を発表した。クラウド、オンプレミス、仮想化、物理などが混在するハイブリッド環境を効果的に管理できるという。

 BSM 9.0はアプリケーションの性能管理ソリューションで、「Business Availability Center 9.0」「Operations Manager i 9.0」「Network Management Center 9.0」の3製品で構成される。最新版では、業界初の“ランタイムサービスモデル”を導入。オンプレミス、クラウド、物理、仮想などあらゆる環境にあるアプリケーションのサービスのランタイム環境を管理することで、パフォーマンスと可用性を管理できる。

 マッシュアップなどWeb 2.0技術の利用やモバイル対応によって管理チーム内のコラボレーションを改善し、問題に迅速に対応できるという。イベント解決の自動化も特徴。

 HPは同日、テストデータ管理「HP Test Data Management」と、コンサルティングを含む3種類のソフトウェア向けサービスも発表した。Test Data Managementは、稼働中のアプリケーションからテストデータを自動収集するソフトウェア。テストに必要な大規模なデータサブセット化を加速するなど、アプリケーション実装のリスクを下げ、プロジェクトの遅延防止を助ける。

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(Infostand)
2010/6/17 08:55