米CSC、Exchange 2010をクラウドで提供する「CloudExchange」


 コンサルティング・SIの米CSCは6月14日(米国時間)、「Microsoft Exchange 2010」のクラウドサービス「CloudExchange」を発表した。Exchangeの電子メールとコラボレーションサービスをクラウド経由で配信する。モバイルに対応する。

 CloudExchangeでは、米Microsoftが2009年11月に米国で出荷を開始した最新のコラボレーションサーバーを利用できる。Microsoft自身は、クラウドサービス「Business Productivity Online(BPOS)」で前バージョンの「Exchange 2007」を提供していることから、Microsoftより早く最新版をクラウドで利用できることになる。

 IMや動画を含む大規模な電子メールサービスや、カレンダーやドキュメント共有などのコラボレーションサービスの利用が可能。リソースプール、迅速なプロビジョニング、オンラインセルフサービスなどのクラウド機能を備え、生産性を改善して、効果的な意思決定をサポートするという。

 「Business-First」(ビジネス優先)アプローチというCSCの独自の手法によって、プランニング・開発時に計画したメリットを確実に実現できるよう支援するとしている。

 CSSは「Trusted Cloud」としてクラウドソリューションを拡充しており、CloudExchangeもこの1つとなる。あわせて同社は、米国、英国、ルクセンブルグ、オーストラリアの4カ国7カ所にクラウド対応データセンターを開設したことも発表した。クラウドサービスの強化を図る。

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(Infostand)
2010/6/15 08:17