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富士通、スパコン「PRIMEHPC FX700」シリーズのCPUラインアップを強化

 富士通株式会社は8日、スーパーコンピューター「FUJITSU Supercomputer PRIMEHPC FX700」シリーズについて、新たなCPUタイプを採用した新機種をラインアップに追加し、販売を開始した。

 PRIMEHPC FX700は、理化学研究所と共同開発したスーパーコンピューター「富岳」と同じCPU「A64FX」を搭載し、標準サーバーラックに搭載できる筐体、空冷方式を採用したモデル。

PRIMEHPC FX700外観

 これまで、クロック1.8GHzおよび演算コア48コア、クロック2.0GHzおよび演算コア48コアの2種類のCPUタイプを提供してたが、新機種ではクロック2.6GHzおよび演算コア24コアのA64FXを採用した。CPUあたりのコア数を抑えることで、クロックが以前から1.3~1.4倍向上し、CPUには従来と同容量のメモリを搭載しているため、演算コアあたりでは2倍のメモリ容量が利用できる。

 富士通では、ハイパフォーマンスコンピューティングにおける選択肢の拡充により、引き続き、社会的課題の解決や最先端研究の加速、および企業競争力の強化などに貢献していくとしている。