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テンセント、日本国内でのクラウド事業拡大を発表

 中国のテンセントは3日、2021年に日本国内に新たな施設の開設ならびに人材の増員を実施し、日本でのクラウド事業を大幅拡大させ企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援していくと発表した。

 テンセントでは、パブリッククラウドサービスのテンセントクラウドについて、2021年初旬に国内2カ所目となるアベイラビリティゾーンを開設し、2021年末までに国内での採用人数を倍増させる予定と説明。また、国内パートナーとの連携のもと、Eコマース、ライブ配信、教育、ゲーム、製造など幅広い業界に向け、安全で信頼性の高い高性能なクラウドサービスを提供していくとしている。

 テンセントクラウドは、テンセントが持つインフラ構築能力と、プラットフォームやデジタルエコシステムの強みを融合させたサービスを活用し、民間企業と公的機関を合わせて世界100万社以上の顧客を支援していると説明。日本においては、三井物産株式会社、bravesoft株式会社などの企業と提携している。

 また、テンセントクラウドは、パブリッククラウド利用における情報保護を含め、20以上の国際認証を取得し、法令を順守した安全で信頼できるクラウドサービスを世界の顧客に提供できる取り組みを推進させており、これらの取り組みにより、事業展開するすべての市場において、あらゆる法規や情報セキュリティ規範の順守を果たしていくとしている。