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日本ヒューレット・パッカード、ミッションクリティカル環境向けインメモリコンピューティング基盤「Superdome Flex」

 米Hewlett Packard Enterprise(HPE)の日本法人である日本ヒューレット・パッカード株式会社は13日、モジュラー構造のインメモリコンピューティングプラットフォーム「HPE Superdome Flex」を発表した。

 日本ヒューレット・パッカードでは、ミッションクリティカル環境向けのx86サーバー「HPE Superdome」製品群を提供しているが、今回発表されたSuperdome Flexは、その中でもインメモリコンピューティングで利用することを前提とした製品。

 従来製品の「HPE Integrity Superdome X」が持つ信頼性と、SGIの買収によって可能になった高性能データ分析用の拡張性を組み合わせているとのことで、ニーズに応じてシームレスかつ優れたコスト効率で拡張していけるという。

 具体的には、4ソケットから最大32ソケットまで4ソケット単位で拡張を行える、独自のモジュラー設計を採用。シングルシステムで768GBから最大48TBまでの超高速ファブリックにメモリの共有プールが確保され、高負荷なアプリケーション要求に対して高い処理能力を発揮できるとした。

 また、ほかの標準x86プラットフォームにはない、実績のある信頼性、可用性、保守性(RAS)が確保されており、シングルシステムで99.999%の可用性を実現。障害発生時にも柔軟にシステムを復旧させるなど、高い信頼性が確保されているとした。

 価格は、1490万5000円(税別)から。