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沖縄クロス・ヘッド、インターネット分離環境を提供する「ダブルブラウザ・ソリューション」を提供

 沖縄クロス・ヘッド株式会社は22日、株式会社アシストと協業し、同社のセキュリティソリューション「ダブルブラウザ・ソリューション」を提供すると発表した。

 ダブルブラウザ・ソリューションは、イスラエルEricom Softwareのクライアント仮想化製品「Ericom」を利用し、インターネット分離環境を提供するPC向けソリューション。1台のPCから、インターネット閲覧用の仮想ブラウザとイントラネット用のローカルブラウザを使い分けることにより、Web経由のマルウェア感染リスクを下げられるほか、別経路から侵入したマルウェアがWeb経由で情報を盗むことも防止できるという。

 これにより、サイバー攻撃による被害のリスクを軽減しつつ、1台のPCから重要システムの利用とインターネット閲覧の双方が可能になるため、コストを抑えたセキュリティ対策を実現するとしている。

 アシストによれば、すでに国内で80社・15万ユーザーにおいて利用されているとのことで、沖縄クロス・ヘッドでも、2016年度に沖縄県南城市、名護市、渡嘉敷村への構築実績を持つとのこと。なお沖縄クロス・ヘッドでは、自治体への導入に際して、Windows版およびLinux版の特徴を踏まえ、導入環境に適したバージョンを提案できるほか、検証・構築・保守までをワンストップでカバーできる点を、同社の強みとしてアピールしている。

 今後、沖縄クロス・ヘッドでは、自社の構築実績を生かして、ダブルブラウザ・ソリューションを利用者数に応じたパッケージサービス化し、全国の自治体をはじめ、民間企業や教育機関など、さまざまな業界への導入を目指す考えだ。