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NTT東日本のクラウドゲートウェイサービス、Azureへの閉域網接続に対応

 東日本電信電話株式会社(以下、NTT東日本)は、フレッツVPNからパブリッククラウドサービスへの接続を可能とする「クラウドゲートウェイ クロスコネクト」の接続先として、Microsoft Azureを10月11日より追加すると発表した。日本マイクロソフトが提供する閉域網接続サービス「ExpressRoute」を利用し、Microsoft Azureの「プライベートピアリングドメイン」へ接続可能になる。

 クラウドゲートウェイ クロスコネクトは、NTT東日本のフレッツ・VPNサービス(フレッツ・VPN ワイド/プライオ)からクラウドサービスへの接続を可能にする、定額制のネットワークサービス。クラウド事業者が提供している接続サービスの利用に必要な、通信回線・ラック・機器などをパッケージ化しているため、迅速に利用開始できる特徴を持つ。

 従来はAmazon Web Services(AWS)とニフティクラウド(現:ニフクラ)に対応していたが、今回、顧客やパートナーから要望が高かったMicrosoft Azureと閉域接続サービスのExpressRouteに対応。Microsoft Azureのプライベートピアリングドメインで利用可能な仮想ネットワーク内に構築される仮想マシンと、フレッツVPNサービスを接続できる。

 ただし、「パブリックピアリングドメイン」および「Microsoftピアリングドメイン」との接続には対応していないとのこと。

 月額利用料は、100M接続プラン(共用型)の場合で12万円(税別)から、1G接続プラン(共用型)の場合で19万円(税別)から。別途、フレッツ・VPNワイドまたはフレッツ・VPNプライオ、ExpressRouteの契約も必要となる。

 なお、2018年1月31日までにクラウドゲートウェイ クロスコネクトのMicrosoft Azure接続を申し込んだユーザーを対象に、月額利用料を3カ月間、最大6万円割り引く「『Microsoft Azure』接続スタートダッシュキャンペーン」も提供される。