【Interop 2012】NEC、OpenFlow対応スイッチをデモ~OpenStackとの連携も


 「Interop Tokyo 2012」のNECのブースでは、OpenFlowのコーナーを設けている。このコーナーではOpenFlow ShowCaseに参加し、OpenFlow対応スイッチや関連ソリューションなどを展示し解説している。

 NECのUNIVERGE PFシリーズは、最も早くからOpenFlowに対応した商用スイッチ製品だ。ブースでは、6月中に発売予定の次期バージョン(Ver 3.0)を展示し、デモしている。

 Ver 3.0の最大の特徴は、プログラマブルフローコントローラのAPIを公開したことだ。これにより、ほかの機器やアプリケーションと連動して動作させられるようになった。会場では、IBCのネットワーク性能監視製品System Answer G2でトラフィック量が設定した閾値(しきいち)を超えると経路を切り替えるところをデモしている。

 そのほか、統合管理ソフトウェアWebSAMからサーバーやストレージと同時にOpenFlowネットワークを管理する機能や、オープンソースのIaaS基盤構築OpenStackからUNIVERGE PFシリーズのAPIを呼んで制御する実験、オープンソースのOpenFlowコントローラフレームワークTREMAなどについても展示している。

OpenFlow対応スイッチUNIVERGE 5250と、プログラマブルフローコントローラUNIVERGE PF6800。上にあるブロケードやIBMのスイッチも、UNIVERGE PF6800からコントロールできるサーバーやストレージをOpenFlowネットワークと同時に管理するデモの機器
プログラマブルフローコントローラの管理画面。右が物理ネットワークを、左が論理ネットワークを表示しているネットワーク性能監視製品でしきい値を超えるとフローを変更するデモ
統合管理ソフトウェアWebSAMからOpenFlowネットワークを管理
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