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仮想環境でKubernetesサポート VMware、Pivotal、Googleの提携

コンテナの勢力図はまだ見えていない

 TechCrunchは、3社のパートナーシップに至る歴史を解説している。

 VMwareの共同創業者であるDiane Green氏は2008年に同社を去ったあと、2015年末にGoogle入りしてGoogle Cloudを統括している。Pivotalは、VMwareとEMCが共同で立ち上げたベンチャーだが、DellのEMCの買収で、Dell Technologiesファミリーの一員となった。

 PivotalはPaaS「Cloud Foundry」を推進する。そのCloud Foundryのオープンソース母体であるCloud Foundry FoundationのCEOを務めていたのが、Sam Ramji氏。Ramji氏はその後Greene氏に引き抜かれてGoogle Cloud Platformのプロダクトマネージャーを務めている。

 そして今回、VMware、Pivotal、Googleがパートナーとして手を組んだ。さらにDell Technologiesがバックアップする。

 「シリコンバレーの狭い世界の典型的な例だが、この提携は“お互いを知っているから”というだけのものではない。メリットを狙っている」とTechCrunchは解説。3社はそれぞれ、Googleはエンタープライズ領域への拡大、VMwareはクラウドへの拡大、PivotalはCloud Foundryの普及を狙っているとする。

 Forbesに寄稿したアナリストのJason Bloomberg氏は「コンテナの勢力図はまだ見えていない」と言う。「コンテナには複数のプレーヤーがいるが、まだ企業レベルの性能、信頼性、管理性を実現するために必要なパーツをそろえようともがいている状態」と現状を評している。